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3/23 ローゼンメイデンのシスプリ化

 ローゼンメイデンのDVD第三巻を今更回収したのです。見ているうちに気が付いたのですが、私はストーリーを追っていない。キャラの一挙一動のほうにより注目がいっているのです。私の中でストーリー<キャラの現象が起きているわけです。

 私はそれに近い概念が存在することに気がつきました。すなわち、シスタープリンセスです。


 そもそもシスプリはストーリーはあってなきようなもの。12人の妹との日常を描くコンセプトのはずだからです。

 そしてシスプリはオタク市場における強大な市場を担っていることは、皆様体感で理解していることでしょう。シスプリの本展開は終わって久しいですが、いまだに力を持ったコンテンツであることは否定できない事実です。

 ローゼンもそうなる時代がくるのか否か、双方の違いを検討しつつ簡単に考察したいと思います。



・脳内妹と脳内ドール
 まずシスプリのロングランコンテンツ化における最大の要因はお兄ちゃん達がそれぞれ自分なりのmy sisterを心に決めていることにあります。行為だけを端的に表して脳内妹と呼べるかもしれません。シスプリというコンテンツに触れたとき誰もがまず自分の妹はこれだ、と考えるはずです。その際には咲也が一番だとか、いや可憐だろいった会話が盛り上がることになるでしょう。あるいは二、三人と同時に兄妹になりたいと思うかもしれません。こうすることでシスプリ作品と自分という関係がよりダイレクトにつながることになります。

 ではローゼンではどうか。それぞれのマスターが自分なりにmy dollを決めることになるでしょう。これも先の例に従って脳内ドールと呼ぶことにしましょう。その際には真紅様に叱られたいとか、蒼星石は俺の嫁といった話題が生じるようになります。ここでもまた作品と自分がより密接につながりやすくなります。



・オリジナルキャラと脳内キャラの乖離
 この状態でコンテンツを消費していると次に起こることがあります。元々のオリジナルキャラと自分で考えているキャラに違いが生まれてくるということです。一例を出しますと、咲也は積極的にお兄様にアタックします。しかし、逆に引き気味の咲也も可愛いのではないか、とか。可憐は素直にお兄ちゃんに気持ちを伝えたく思っている。しかし、もし素直な部分以外の気持ちも隠し持っていたとしたら、とか。うまく表現できていないのですが、原作は○○だけど、もっと××だったらいいよなぁ、と考えるのがその状態なのだと考えます。

 ローゼンでも見てみましょう。気高くあるツンとした真紅がとても美しいと思う。でも俺の真紅はもっと素直なんだぜ、とか。翠星石は素直になれないのが可愛いと思う。でも俺の翠星石は俺の前だけではデレデレなんだぜ、とか。水銀燈に踏まれながら罵られたいと思ってる。でも俺なら逆に水銀燈にいじわるしたい、とか。そういうことを考える状態です。

 こうなるとその作品はその人の中でずいぶん影響力を持つようになります。全く自分の作品を見ていても、このキャラは咲也に似てるなぁとか、真紅っぽいところがあるなぁとか考えるようになるのです。これこそがその作品が長期的に受け入れられるようになるのに必要なファクターでありましょう。



・同人活動においてキラーコンテンツとなる
 同人作品が多く出されるのもロングランの一端となりえます。同人の基本は自分の好きなものに対する思い入れを他の人にも見てもらうというところだからです。ただし、多大な影響力を持つ大手サークルはこの限りではないのかもしれません。シスプリは今でも同人作品がだされているところからもその人気がうかがえます。またオンリーイベントやキャラオンリーといった即売会が数多く開催されることも人気の一つの指標になります。



・絵師様達の活躍
 上記のトピックと関連してこれもあります。本は出さないけどイラストは書くというかたも多くいるはずだからです。またイラストを書くからにはその作品に多少なりとも興味を持っている証拠でもあります。




 こうして考えてみるとローゼンメイデンがオタク界におけるキラーコンテンツとなる可能性はまったくないわけではないということがわかります。ただし、ローゼンはまだ歩きだしてから日が浅く、どう転ぶかはまだわかりません。さらに、決定的に足りないものがあります。



・商業ベースおけるメディアミックス
 我々オタクの本質は消費し続けることにあります。その点から言えば大量生産大量消費での商業ベースにおけるコンテンツ運用が欠かせません。かつてシスプリは小説、マンガ、ゲーム、アニメ、ラジオと多彩なメディアミックス展開を見せました。このことがさらにコンテンツ享受者の拡大を生み出したといえます。

 ローゼンはまだこれがない。原作のマンガ、そこから生まれたアニメ、近いうちにはゲームの発売も控えています。しかし、まだパワーが足りない感が否めません。もし流行したとしてもそれは局地的なもので終わってしまうでしょう。そうなればローゼンという作品は数多くある過去の作品の一つとして埋もれてしまうかもしれないのです。それはそれでいいのかもしれないのですがね。しかし、それではもったいないという気持ち同時にもあるのです。



・オタクコミニティにおける共通言語化
 あるいはオタクならこれは知っていてもいいよね、という標準化された感覚ですね。エヴァとかシスプリとかCCさくらとかガンダムとかそういうものです。これにローゼンが加わる日はくるのでしょうか。



 色々と書きましたが、要はローゼンが長く楽しめるようになれればいいよね、ということが言いたいだけだったりします。

 なんだかんだ言って私はローゼンメイデンが好きです。

 真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、水銀燈、金糸雀、薔薇水晶、全てのドールズにどうか幸いあらんことを・・・。



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