4/29 レオナルド・ダ・ヴィンチ展

ダヴィンチ


 東京国立博物館で開催中のダヴィンチ展に行ってきました。なんといっても目玉はイタリアのウフィツィ美術館から来ている「受胎告知」。マリアが神の子を宿した事をガブリエルが伝えにくる場面です。なぜか手元にある聖書からその場面を引用してみます。

 ガブリエルはナザレという町に住むマリアの元へ遣わされた。
 「おめでとう、主はあなたと共にいらっしゃる」
 天使はマリアにそう言ったが、マリアは何のことかわからなかった。
 「恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」
 天使はそう言って、マリアは答えた。
 「どうしてそのようなことがありましょう。私は男の人を知らないのに。」
 天使はさらに言う。
 「聖霊があなたのもとに降り、気高き力があなたを包む。故に、生まれる子は聖なる者で、神の子と呼ばれる。神にできないことは何一つないのだから。」
 マリアは答えた。
 「私は主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」

 (ルカの福音書より 改編引用)

 処女性の象徴である百合の花を携えつつ、神の子を宿したマリアに敬意を払うガブリエル。急に知らされた事実に驚きを隠せないマリア。主をを象徴していると言われる背景の霊峰。ま、細かいところは調べればいくらでも出てくるでしょう。
 何よりも感じたのは、あんなにエネルギーというかパワーというかぐっとくるというか、そういうものがあるとは思わなかったということです。歴史に名を刻む絵とはこんなに凄いのか・・・。いやはや自身の矮小さを猛省。

 画家の部分で現代まで伝わっているダ・ヴィンチですが、もっと色々やってたんですよ。というのが、今回の展示の趣旨らしいです。
 今で言う、建築、彫刻、軍事、語学、解剖学、力学、流体力学、航空力学等さまざまな事に対して取り組んでいたのが実際だったようです。そういったものを観察して、スケッチして、考察したメモがたくさん残っているのですね。「万能の天才」と言われますが、彼にとっては全ては互いに絡み合い、分けられるものではなかったのだろうと言われています。最近進んだ研究からわかったとか。
 世界への冷徹な観察者。それが今回私がレオナルド・ダ・ヴィンチという人物に抱いたイメージです。

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