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5/17 新インフルエンザってつまり

 薄暗い部屋。椅子に深く座り青白く光るモニターを見つめる男がいる。

 モニターには世界地図が表示され、ところどころが赤い色で塗りつぶされていた。

 「『ウイルス』の拡散は予定通り進んでいるようだな」

 その満足げな呟きを受けるように、傍らに立つ女性が答えた。

 「はい、今のところ目立った問題は起こっておりません。全世界にウイルスが蔓延するのは時間の問題と思われます」

 「うむ、それならばよい。ウイルスの拡散が終われば、計画の第一段階は達成できる」

 「そこからが俺の出番ってわけだ」

 女性が立っている側とは反対の方向から、まるで浮かび上がるように男が現れた。

 軍服のようなものを身に纏っているが、その様式は現存するどの国のものとも一致しない。

 「計画の第二段階になれば、現場の指揮を全て君に委任する」

 椅子の男は振り返らず、正面を見据えたまま軍服の男に声を掛けた。

 「ああ、任せておけ。あんたが表にでられるように舞台を整えてやる」

 男は座ったままその返答に満足げにうなずくと、モニターのスイッチを切った。

 「その後が、第三段階・・・・・・」

 何かに思いを馳せるように目を閉じ、深く息を吐き出し、しばしの間押し黙った。

 次の瞬間には、目を大きく見開き、はじかれたように立ち上がった。

 「私は世界を塗り替える! 新しい世界の秩序が始まる! 人類は新たな進化の段階へと突き進む!」

 立ち上がった男は、見えないはずの天を仰ぎ見ているように思えた。

 その目の見据える先は、人が神と呼んだ存在か、あるいは真理と呼ばれる存在か、それとも運命と呼ばれる存在か。

 「どこまでも、あなたとともに」

 傍らの女性は、跪き頭をたれた。

 「あんたの作る世界は、今よりずっと楽しそうだ」

 軍服の男は、腕を組み薄ら笑いを浮かべながらその様子を見た。

 「人はもっと新しくなれる! 人はもっと強くなれる! 人はもっと正しくなることができるのだ!」



 それは果たして男の狂気か。それとも真に人を思う気持ちの表れか。

 止まらない流れの中で、何を思い、何を感じ、何をするのか。

 今まさに、犀は投げられつつあった・・・・・・。








続く――     わけねーだろ。

新インフルエンザってこうですか、わかりません?><

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